システムを構築していると、文字列を出力するケースというのが多々ある。

今回は他システムとの連携で、基幹システムに登録してある、取引先マスタ、商品マスタの名称をCSVで出力する必要がある。
しかも、半角全角の混在は不可との事・・・。

通常なら半角に統一して、商品名などはｶﾀｶﾅで出力するのだが、商品名、取引先名を漢字で渡したいとの要望があり、全角に統一して渡す仕様とした。

Magicで開発経験がある方なら、『ZEN』関数を利用して・・・と想像されたかと思う。

実際、弊社も『ZEN』関数を利用して統一して出力した。ともりでした・・・(-_-#)

が、商品名、取引先名の文字列の中に半角スペースが混在している・・・。

『ZEN』関数では文字列の中の半角スペースは変換してくれません。

そこで色々調べたら、ありました！丁度良い関数が！！

『ZenS』関数です。この関数は基本『ZEN』関数と同じなのですが、スペースの指定が細かにできるとの事。

早速サンプル作ってみまました。

まずは変数を４つ用意して、元テキスト用と変換テキスト0～2用。

Magicのヘルプによると、

半角文字を全角に変換 機能はZen 関数と同じですが、半角スペースの処理を細かく設定できます。
構文：	ZenS(文字列,変換モード）
パラメータ：	文字列…変換する文字列 変換モード…0, 1, 2 のいずれか 0…半角スペースを全角スペースに変換しません。（Zen 関数と同じ） 1…半角スペースを全角スペースに変換します。 2…半角スペースを2 個の半角スペースに変換します。
戻り値：	文字列…変換された文字列
例：	ZenS（’トウキョウト トシマク’,0）=’トウキョウト_ トシマク’ ZenS（’トウキョウト トシマクク’,1）=’トウキョウト＿トシマク’ ZenS（’トウキョウト トシマク’,2）=’トウキョウト_ _ トシマク’
注意事項：	この関数は日本語版でのみ有効です。

との事。

実行結果が、

こんな感じ。ﾓｰﾄﾞ2では文字間のスペースがちゃんと半角２つ分づつ変換されています。

これで、問題解決♪♪♪

意外と普段使っていないけど便利な関数って沢山あります。

先日の『 DataViewToText 』もそうですが、便利な関数は有効活用して開発工数を削減しましょうね♪